日産自動車とルノー 三菱自動車工業と今後も協業関係継続へ

日産自動車とルノーは、提携関係にある三菱自動車工業とともにフランスのパリで記者会見を開き、インドでEVの共同開発を検討するなど資本関係を対等な立場に見直したあとも協業関係を続けていく考えを強調しました。

日産とルノー、それに三菱自動車の3社は、日産とルノーが資本関係を対等に見直したあと初めてとなる共同の記者会見を6日、パリで開きました。

この中で3社は、協業関係を今後も続けていく考えを強調しました。

▽日産とルノーがインドでEV=電気自動車の共同開発を検討するほか、
▽ルノーが設立したEVの新会社が日産や三菱自動車向けにも車の生産を行うなどとしています。

日産の内田誠社長は「次の協業の段階に移り、さまざまなイノベーションの領域でメリットが生まれると信じている。各社にとって戦略の強化の助けになり、われわれのパートナーシップは新たな章を開いた」と述べました。

ルノーのルカ・デメオCEOは「新しいチャンスを作り出し、つかみとる条件はすべてそろった」と述べました。