メタとIBM 生成AIの開発加速へ新団体設立 日本企業も参加

生成AIの利用が急速に拡大するなか、アメリカのIT大手メタとIBMは、プログラムを無償で公開するオープンソースによる開発を加速させようと、50を超える企業や研究機関などと新たな団体を設立したと発表しました。日本のソニーグループやソフトバンクの子会社なども参加しています。

5日に、アメリカのIT大手、旧フェイスブックのメタとIBMは、50を超える企業や研究機関などと新たな団体「AIアライアンス」を設立したと発表しました。

生成AIのプログラムを無償で公開するオープンソースによって、多くの企業の技術やノウハウを持ち寄り開発を加速させるねらいがあります。

日本からもソニーグループや東京大学、それに生成AIの開発を手がけるソフトバンクの子会社などが参加しています。

これに対して、ChatGPTを開発したアメリカのベンチャー企業、オープンAIなどは技術の詳細を非公開にしています。

今回、この会社や、業務提携するマイクロソフトも「AIアライアンス」には加わっていません。

今後、開発手法の異なる企業連合が競い合う構図となる可能性があります。

一方、起業家のイーロン・マスク氏が設立した生成AIを開発する企業「xAI」は、10億ドル、日本円でおよそ1470億円の調達を目指していることが、5日、アメリカの証券取引委員会に提出した資料で明らかになりました。

開発を加速するための資金調達とみられています。