なでしこジャパン ブラジルに強化試合で勝利 五輪最終予選前に

サッカー女子の日本代表、なでしこジャパンが来年2月に行われるパリオリンピックアジア最終予選前の最後の強化試合としてブラジルと対戦し、2対0で勝利しました。

世界ランキング8位の日本はアジア最終予選に向けた強化を目的に11月末からブラジルに遠征していて、3日は11月30日に続き世界9位のブラジルと強化試合を行いました。

日本はベスト8に入ったこの夏のワールドカップのあと、戦術の幅を広げるためディフェンダーを1人減らして中盤の人数を増やした攻撃的な布陣に取り組んでいて、この試合も新しいフォーメーションで試合に入りました。

日本は前半17分、コーナーキックからディフェンダーの南萌華選手が右足でボレーシュートを決めて先制し、2分後にはフォワードの田中美南選手が相手ゴールキーパーの隙を突いたロングシュートで追加点を奪いました。

後半はディフェンダーの人数を1人増やして守りを固め、ブラジルの猛攻をしのいで2対0で勝利しました。

日本は試合の状況に応じた柔軟な戦い方を見せて、アジア最終予選前の最後の強化試合となるブラジル遠征を1勝1敗で終えました。

日本は、来年2月アジア最終予選で北朝鮮とホームアンドアウェー方式で対戦し、勝てばパリオリンピックの出場権を獲得します。