柔道 パリ五輪代表に高市未来ら3人が新たに内定

柔道の国際大会、グランドスラム東京で優勝した女子63キロ級の高市未来選手など3人が来年のパリオリンピックの代表に新たに内定しました。

全日本柔道連盟は3日、柔道の国際大会、グランドスラム東京の結果を受けて強化委員会を開き、女子の63キロ級と78キロ級、男子の60キロ級と100キロ級の合わせて4つの階級のパリオリンピックの代表について審議しました。

その結果、
▽女子63キロ級は、リオデジャネイロと東京の2大会連続でオリンピックに出場し、今大会で優勝した高市選手、
▽女子78キロ級は3位となった高山莉加選手、
▽男子60キロ級は高藤直寿選手を破り優勝した永山竜樹選手の3人が新たに代表に内定したことが発表されました。

高市選手は準々決勝で代表を争ってきた堀川恵選手との直接対決を制した上で優勝を果たしたことなどが評価されたということです。

また、女子78キロ級は東京オリンピックの金メダリスト濱田尚里選手が今大会でメダルを逃す中、高山選手が出場した日本選手でただ1人メダルを獲得したことが内定の理由にあげられました。

そして、男子60キロ級の永山選手は高藤選手に直接対決で勝ったことに加え、すべての試合を安定して勝ったことが評価されました。

一方、男子100キロ級は持ち越しとなり、来年2月に行われるグランドスラムパリの結果などを踏まえて決めることになりました。

これで男女合わせて14階級のうち代表が内定していないのは男子100キロ級だけとなり今後、今回2位となった新井道大選手と東京オリンピックの金メダリスト、ウルフアロン選手の2人の争いになる見込みです。