直木賞作家 今村翔吾さんが代表務める書店 JR佐賀駅にオープン

4年前の大雨災害の影響で構内にあった唯一の書店が閉店していたJR佐賀駅に3日、新たな店がオープンしました。佐賀ゆかりの文学賞の受賞がデビューにつながった、直木賞作家の今村翔吾さんが書店の代表を務めます。

佐賀市の佐賀駅構内に新たにオープンしたのは、直木賞作家の今村翔吾さんが代表を務める「佐賀之書店」です。

午前10時に開店すると早速、大勢の人たちが本を買い求めていました。

書店を訪れた60代の女性は「ふだん駅を利用することが多いので、オープンしてくれて本当にうれしいです」と、話していました。

佐賀駅には以前、書店が1軒ありましたが、2019年8月の記録的大雨で駅の構内が水につかり、その後閉店を余儀なくされていました。

出店した作家の今村翔吾さんは去年、歴史小説「塞王の楯」で直木賞を受賞しました。

7年前に佐賀の地元紙などが主催する文学賞で大賞に選ばれ、選考委員を務めた唐津市出身の作家、北方謙三さんが出版社に推薦したことが作家デビューにつながった縁で、いつか佐賀に恩返しをしたいと考えていたということです。

今村さんは「地方都市で本屋が復活していくパターンがあるというのを見てもらいたい。皆さんと一緒に一歩、歩み出せたのはうれしい」と話していました。