柔道 グランドスラム東京開幕 男子90キロ級 村尾三四郎 初優勝

柔道の国際大会、グランドスラム東京が開幕し、男子90キロ級では来年のパリオリンピックの代表に内定している村尾三四郎選手が初優勝を果たしました。

柔道の国際大会、グランドスラム東京は、来年のパリオリンピックの代表選考にも大きく関わる大会です。

初日の2日は男女あわせて6つの階級で試合が行われ、男子では90キロ級にことしの世界選手権で3位の村尾選手が出場して持ち味の豪快な投げ技などで決勝まで進出しました。

決勝では、ことしの世界選手権を制したジョージアの選手と対戦し、延長戦までもつれたものの2分ほどが過ぎたところで内股で一本を奪い、初めての優勝を果たしました。

また、73キロ級では橋本壮市選手が決勝でアゼルバイジャンの選手に延長戦の末、隅返しで技ありをとられ2位でした。

男子81キロ級では東京オリンピックの金メダリスト、永瀬貴規選手は3回戦で指導を先に3つ受けて反則負けを喫しました。

女子では78キロ級を超えるクラスで、ことしの世界ジュニア選手権を制した20歳の新井万央選手が決勝でフランスの選手と対戦し抑え込みで一本を奪って初優勝を果たしました。

70キロ級では、25歳の田中志保選手が決勝でオランダの選手に敗れて2位となり、57キロ級では日本選手は入賞に届かず長野県出身でカナダ代表の出口クリスタ選手が制しました。

3日は男女あわせて8つの階級で試合が行われ、パリオリンピックの代表に内定している男子66キロ級で阿部一二三選手や妹で女子52キロ級の詩選手などが出場します。

村尾三四郎「実力を証明できた」

男子90キロ級で初優勝した村尾三四郎選手は「厳しい戦いになるのは分かっていて、我慢する戦いができた。世界チャンピオンになる実力があると思っているので、そこは証明できた」と自信を見せていました。

その上で、ことし5月以来の国際大会となったことについては「試合自体は半年ぶりくらいだったので、不安もあったが、初戦の入りがかなりよかったので、そこから流れに乗れた」と話していました。

また、大会全体を通しては「内容だけ見たら70点くらい。けが明けでまだ痛いところもある中で勝てたのは自分の自信になった。不用意に指導を取られるなど課題も見つかり、収穫はあった」と手応えを口にしました。

そして、すでに代表に内定しているパリオリンピックに向けては「優勝して来年はオリンピックチャンピオンという肩書きで終わりたい」と力強く意気込んでいました。

新井万央「その次のオリンピックへのスタート」

女子78キロを超えるクラスで初優勝を果たした20歳の新井万央選手は「優勝できて、ことしをいい形で締めくくることができた。勝つことができて安心というか、自分が通用することが分かってよかった」と喜びを語りました。

この階級のパリオリンピックの代表にはすでに東京大会の金メダリスト、素根輝選手が内定していますが新井選手は「その次のオリンピックへのスタートになる」と手応えを口にしました。

橋本壮市「競り負けてしまった」

男子73キロ級で2位だった橋本壮市選手は「相手の方が研究していたと感じた。指導の取り合いにもなると思っていたが競り負けてしまった」と決勝を振り返りました。

今後に向けて「オリンピックまでは残り1試合か2試合なので、そこを勝ちきっていい状態で臨みたい」と話していました。