18歳女性 遺体遺棄事件 交際相手がメッセージ送り生存偽装か

東京都内に住む18歳の女性が山梨県内で遺体で見つかり、交際相手が逮捕された事件で、女性が自宅を出た翌日以降に、女性のLINEのアカウントから職場に対して「仕事を休ませてほしい」などというメッセージが届いていたことが、捜査関係者などへの取材でわかりました。女性は自宅を出た当日に死亡した疑いがあり、警視庁は交際相手がメッセージを送って女性の生存を偽装していたとみて、詳しいいきさつを調べています。

先月、山梨県内の山林で東京 江戸川区の会社員、野本結梨香さん(18)の遺体が見つかり、警視庁は野本さんの交際相手で、自称・防水工の渥美遼馬容疑者(31)をことし6月上旬に遺体を遺棄した疑いで12月1日、逮捕しました。

野本さんは6月7日の午後7時ごろに自宅を出たあと行方がわからなくなり、交際相手とともに逮捕された別の容疑者の供述などから、自宅を出た日に死亡した疑いがあることがわかっています。

その後の警視庁の調べで、その翌日、野本さんのLINEのアカウントから職場の関係者に対して「体調不良のため仕事を休ませてほしい」というメッセージが届いていたことが、捜査関係者などへの取材でわかりました。

さらに後日、仕事を休んだことへの謝罪のメッセージも届いていたということです。

警視庁は交際相手が事件の発覚を免れるため、メッセージを送って生存を偽装していたとみて詳しいいきさつを調べています。