菊池寛賞 贈呈式に小説家 東野圭吾さん 声優 野沢雅子さんなど

優れた文化活動に携わった個人や団体に贈られる菊池寛賞の贈呈式が12月1日に開かれ、受賞した小説家の東野圭吾さんや、声優の野沢雅子さんなどが、今後の抱負を語りました。

菊池寛賞は、日本文学振興会が毎年贈るもので、東京都内で開かれた贈呈式では受賞者があいさつしました。

このうち、「ガリレオ」シリーズなどのベストセラー作品で知られる、小説家の東野圭吾さんは、直木賞の選考委員をともに務め、11月に亡くなった作家の伊集院静さんとの思い出に触れ、選考中に意見を変える東野さんとの選考が楽しいと言われたエピソードを披露し、「日本は政治家を筆頭に意見を言ったら変えてはいけない、考えを変えたら恥だという雰囲気がある気がしますが、意見を変えないと話し合いは進まないです。肩の力を抜いて、どんどん変化して生きていきましょう」と呼びかけていました。

また、アニメ「銀河鉄道999」の星野鉄郎役などで知られる、声優の野沢雅子さんは「すばらしい賞をいただけてうれしいです。小学校1年生のときに、担任の先生から『“あ”と書かれたら“あ”と発音して、100人いたら100人に“あ”と聞かれるようなことばでお話しなさい』と言われ、今も、そのことを守っています。声優という仕事が大好きで、ことばだけはきちんと言っていくようにしたいと思います」と喜びを語りました。

このほか、ことしの菊池寛賞には、
▽歌舞伎俳優の片岡仁左衛門さん
▽東京新聞の小沢慧一記者
▽野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックの栗山英樹前監督が選ばれています。