中国メーカーがEVで攻勢 各社の競争激しく タイで自動車ショー

日本の自動車メーカーのシェアが8割を占めるタイで、30日から自動車ショーが始まります。新規参入の中国メーカーはEV=電気自動車の現地生産の計画を相次いで打ち出していて、各社の競争が一段と激しくなっています。

バンコク近郊であす開幕するショーには、日本や中国などから40の自動車ブランドが参加する予定で29日、報道陣に公開されました。

このうち、中国の自動車大手の長安汽車は、新たに販売を開始するSUV=多目的スポーツ車やセダンタイプのEVを発表しました。

さらにタイ国内で2025年から現地生産を開始する計画を明らかにし、商品のラインナップを広げていく考えを示しました。

このほか、中国のEV最大手の「BYD」や広州汽車のEVブランド、AIONもタイで現地生産を始める計画を示し、展示を強化しています。

背景にはタイ政府が国内に生産拠点を置くことを条件にEVの販売への補助金制度を設けていることがあり、ことし1月から先月末までに新たに登録されたEVの乗用車の台数は、およそ5万8000台と、去年の同じ時期と比べて8.2倍に急増しています。

日本メーカーでは、ホンダが年内にタイ国内でEVの生産を始める計画で、EVで攻勢をかける中国メーカーとの競争が一段と激しさを増しています。