英語「スピーキングテスト」実施 都立高校入試に約7万人が参加

東京の都立高校入試で英語の「話す力」をはかる「スピーキングテスト」が去年に続き、およそ7万人の中学3年生が参加して行われました。

「スピーキングテスト」はグローバル人材の育成を目指す都の教育委員会が去年から実施しています。

都の教育委員会によりますと、26日は都内227か所の都立学校や民間施設などで行われ、このうち、渋谷区の青山高校では、テストが始まる前の正午すぎ、受験生たちが緊張した面持ちで試験会場に向かっていました。

去年のテストでは一部の生徒から、「ほかの受験生の声が聞こえた」などの苦情が寄せられましたが、ことしは多くの教室で定員を減らして、席の間隔を空けるなどの対策を行ったということです。

テストを受けた女子生徒は「テストのために、より実践につながる英語を勉強することができてよかった。周りとの間隔も広く、隣の人の声は気になりませんでした」と話していました。

また、男子生徒は「英語のコミュニケーション能力が上がったと思います」と話していました。

このテストについては来年から運営する事業者がかわり、イギリスの公的機関が行うことになっています。