三重 女性記者行方不明から25年 家族と警察が情報提供呼びかけ

三重県伊勢市で、当時24歳の雑誌記者の女性が行方不明になってから24日で25年です。警察は事件に巻き込まれたとみて捜査を続けていて、家族と警察が情報提供を呼びかけました。

伊勢市の出版社に勤めていた雑誌記者の辻出紀子さん(当時24)は、平成10年11月24日の夜、勤務先を出たあとに行方が分からなくなり、警察は、事件に巻き込まれたとみて捜査を続けています。

行方が分からなくなってから25年となる24日、伊勢市の商業施設に家族や友人、警察官など合わせて30人が集まり、辻出さんの写真を載せたチラシおよそ3000枚を配って情報提供を呼びかけました。

警察によりますと、これまでに延べおよそ3万6700人の警察官が捜査にあたり、102件の情報が寄せられましたが、有力な手がかりは得られていないということです。

辻出さんの父親の泰晴さんは、「どういう形であれ見つけたいという気持ちは何年たっても変わりません。何とかして娘を見つけてあげたいです」と話していました。

母親の美千代さんは「歳月が過ぎて、知る人が少しずつ少なくなっていますが、事件が解決するまで頑張りたいです」と話していました。

辻出さんに関する情報は捜査本部のある伊勢警察署で受け付けています。

電話番号は0596-20-0110です。