「100年に一度」とされる渋谷の再開発に伴い、JR渋谷駅でも改良工事が進められていて、運休を伴う最後の大規模工事が、20日未明に終わりました。
山手線は、工事で最大20センチ上にずらした渋谷駅のホームや線路を使って、20日朝の始発から平常どおり運行しています。
今回の工事は、渋谷駅の東西を結ぶ1階の2本の通路を改修するためのもので、今後、高さ2メートル60センチ余り、幅20メートル余りの通路が完成する予定です。
今回は、ホームを延長する工事も行われ、山手線の停車位置が工事の前よりおよそ20メートル新宿寄りになっています。
停車位置をずらし、国道246号線の南側にできる新たな駅舎につながる階段などを設ける予定です。
20日の渋谷駅では、山手線と埼京線の間にあった段差がなくなっていたほか、ホーム上では「山手線の停車位置が車両1両分ずれたので、ご注意ください」といった放送が流れていました。
大分県から観光で訪れた60代の男性は「渋谷は来るたびに高いビルが新しく建っているようで、まだ再開発する余地があったのかと驚きます」と話していました。
JR渋谷駅 再開発に伴う最後の大規模工事 20日未明に終わる
渋谷の再開発に伴うJR渋谷駅の最後の大規模工事が、20日未明に終わりました。