【17日詳細】イスラエル軍 “病院での作戦継続” ハマスは反論

イスラエル軍がイスラム組織ハマスの重要な拠点があるとして突入し、作戦の指揮所などを見つけたと主張したガザ地区最大の病院では16日もイスラエル軍が展開し、ガラント国防相は作戦を続ける考えを示しました。
一方、ガザ地区の保健当局は病院の外への脱出もできず、水や食料なども不足する中、患者や避難者などが死に直面しているなどと窮状を訴えています。

※11月17日(日本時間)のイスラエルやパレスチナに関する動きを随時更新でお伝えします。

イスラエル国防相 “重要な発見があった”

イスラエル軍は15日、ハマスの重要な拠点があると主張してきたガザ地区最大の病院、シファ病院に突入し、ハマスの作戦の指揮所などを見つけたとしていますが、これまでに公開された動画に指揮所のような映像は含まれていません。

イスラエルのガラント国防相は16日、シファ病院での作戦を行った部隊の本部を訪れ「重要な発見があった。作戦は正確かつ選択的で断固とした方法で継続される」などと述べ、成果を強調するとともに病院での作戦を続ける考えを示しました。

ハマス幹部 “ばかげていて茶番”

一方、ハマスの政治部門の幹部は16日、レバノンで会見し、イスラエル側の主張について「ばかげていて茶番だ」と述べ、反論しました。

そのうえでハマスの幹部はイスラエル軍が公開したMRI検査の機器の裏から銃や弾薬が見つかったとする映像を示しながら「MRIの装置の近くに武器を保管するのは合理的ではない。武器とされるものを箱に入れて病院に持ち込んだのは敵軍だ」と述べ、イスラエル軍による自作自演だとして非難しました。

シファ病院の状況についてガザの保健当局はイスラエル軍が病院にあった車両を破壊していて外部への脱出もできず、医療機器の停止のほか、水や食料、赤ちゃん用のミルクも無いなか、患者や医療従事者、それに避難してきた人たちが死に直面しているなどと窮状を訴えています。

また、パレスチナの保健当局もイスラエル軍が無人機を使った攻撃を行うため、敷地内や周辺での移動ができなくなっているとして非難しました。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラは病院内に数百人のイスラエル兵が入り込み、激しく銃撃しているほか、ブルドーザーで一部の建物を破壊しているなどと報じています。

そしてシファ病院の院長の話として「患者や新生児に対するジェノサイドが起きている。アラブ社会、国際社会の沈黙のもとで静かに死を待つ状態だ」などと伝えています。

イスラエル軍“ガザ地区北部でハマス軍事力解体に近づく”

パレスチナのガザ地区で地上侵攻を続けるイスラエル軍はガザ地区の北部ではイスラム組織ハマスの軍事力を解体しつつあるとの認識を示しました。

一方、ハマスの重要な拠点があると主張して突入した病院の近くで、人質となっていた女性やイスラエル兵の遺体が見つかったと発表し、ハマスが病院を拠点としていた根拠を示したいねらいがありそうです。

イスラエル軍は17日にかけてもガザ地区で地上侵攻を続けていて、このうちハマスの戦闘員が潜んでいるとして行った学校での軍事作戦では、校内で大量の武器を発見したと主張しています。

ガザ地区の学校には多くの避難民が身を寄せていて、今後、病院だけでなく学校での作戦も正当化するねらいがありそうです。

イスラエル軍の参謀総長は「ガザ地区北部での軍事システムは解体に近づいている」と述べ、ハマスの軍事力を北部では解体しつつあるという認識を示したうえで「ガザ地区内での作戦を継続し、より多くの地域を標的にする」と述べ、作戦の範囲の拡大を示唆しました。

こうした中、地元のメディアはガザ地区南部のハンユニスやラファ周辺でもイスラエル軍による空爆で多数の死傷者が出ていると報じていて、ガザ地区の北部に続き、大勢の避難民が押し寄せている南部での攻撃が激化するのではとの見方も出ています。

一方、イスラエル軍は15日に突入したガザ地区北部にある最大の病院、シファ病院の近くで人質の女性1人の遺体を発見したのに続いて、17日には人質となっていたイスラエル軍の兵士1人が遺体で見つかったと発表し、ハマスが病院を拠点としていたとする根拠を示したいねらいがありそうです。

ガザの保健当局“患者などが死に直面”窮状訴える

シファ病院の状況についてガザの保健当局はイスラエル軍が病院にあった車両を破壊したために外部への脱出もできず、物資が極端に不足する中、患者や医療従事者、それに避難してきた人たちが死に直面しているなどと窮状を訴えています。

ガザ地区での人道状況は日増しに悪化していて、WFP=世界食糧計画はガザ地区に供給されている食料は必要な量の1割にすぎず、ガザ地区のほぼすべての人に食料支援が必要な状況だとしています。

イスラエル軍 “シファ病院の敷地内でトンネルの縦穴など発見”

イスラエル軍は16日夜、シファ病院の敷地内で、トンネルの縦穴などを発見したと主張しました。

軍が公開した映像では、屋外の地面の下に、空間があることが確認でき、「トンネルの縦穴だ」と説明しています。

また、別の動画では、地面に自動小銃や弾薬、手錠などを並べ、病院の敷地内にあった車両から見つかったと主張しています。

動画の最後では、兵士が周囲の建物を見せながら、この場所がシファ病院の敷地内であると主張したうえで「ここは病院の中心部にあたり、イスラエル軍が攻撃しないと考えたからこそ武器などを隠すことにしたのだ」と述べています。

“病院近くの建物で人質の女性1人の遺体発見”

またイスラエル軍は16日、シファ病院近くの建物で人質の女性1人の遺体を発見したと発表しました。

女性の遺体はイスラエルに移送され、家族にも死亡が伝えられたということです。

また、同じ建物から銃などの武器も見つかったということで、イスラエル軍は「われわれの目の前にある任務は、行方不明者の捜索と連れ去られた人を家に帰すことだ。完了するまで任務をやめることはない」としています。

シファ病院内部 BBCの映像には医療機器が壊された様子

イスラエル軍がイスラエル組織ハマスの拠点があると主張して攻撃を強めているシファ病院の内部はどうなっているのか。

病院内の様子を取材したイギリスの公共放送BBCが配信した映像には、医療機器が壊された様子や、部屋の隅に銃が隠されていたとする様子などが写っています。

BBCの取材にはイスラエル軍の報道官も同行し、銃を見せながら「ハマスが使っているカラシニコフ銃だ」などと説明しています。

このほか、押収したノートパソコンやハードディスクなども示され、イスラエル軍からは人質の写真や動画などが保存されたものもあったと説明されたということです。

ただ、BBCの記者は実際にパソコンの中のデータを確認することはできなかったとしています。

イスラエル軍の報道官はBBCのインタビューに対し「まだ発見できていないが、地下の施設やトンネルなどを病院一帯やその周辺で捜索している」と話していて、シファ病院にハマスの拠点があるとする当初からの主張を改めて強調しています。

米戦略広報調整官 “病院が指揮所との分析正しい”

アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は16日、シファ病院について記者から、ハマスの軍事拠点としての証拠が出ていないのではないかと問われ「われわれには、ハマスが病院を指揮所として利用していたとの情報分析がある。いまもこの分析は正しいと確信している」と述べ、イスラエルの立場を支持しました。

イスラエル軍によるシファ病院への軍事作戦をめぐっては、バイデン大統領も15日の記者会見で、ハマスが病院の地下に指揮所を置いているとの見方を示し、イスラエルの作戦を正当化していました。

イスラエル軍事専門家 “シファ病院 長年ハマスのシンボル”

16日、北部のハイファでNHKのインタビューに応じたのは、イスラエル軍の元大佐で現在は軍事系のシンクタンクで主任研究員を務める、ロネン・イッチク氏です。

イッチク氏は、シファ病院にハマスの重要拠点があるとする軍の主張は、ハマスの戦闘員などからも得た情報に基づくとの見方を示した上で「この戦争の目的のひとつは、ハマスとインフラの排除で、地下に政治部門の中枢部や軍事部門の司令部があるであろうシファ病院は長年ハマスのシンボルだった」と指摘しました。

また、イスラエル軍が公開した銃や弾薬が見つかったとする映像は、ハマスがシファ病院に潜んでいたことを示す証拠だとする一方「イスラエル軍はまだ、病院の25%しか捜索していない」としています。

そのうえで「病院での軍事作戦は医療関係者を傷つけないよう慎重に行われている。3日か4日後にはもっと多くのものが発見されるだろう」と述べ、軍の主張を裏付ける証拠をつかむため当面、病院での作戦が続けられるとの見方を示しました。

今後のイスラエル軍の地上侵攻の展開については、ハマスが降伏し、人質を解放する可能性とともに軍がガザ地区の南端まで作戦を広げ、ハマスのインフラを破壊する可能性があると指摘しました。

ガザ地区で1万1470人死亡 4707人が子ども

パレスチナの保健当局は16日、一連の衝突でガザ地区では1万1470人が死亡し、このうち4707人が子どもだったと発表しました。

この情報は15日時点のものだということです。

ガザ地区北部の病院では通信状況が極めて悪く、情報の更新が困難になっているとしています。

一方、イスラエル側ではこれまでにおよそ1200人が死亡していて、双方の死者は1万2000人を超えています。

ガザ地区の食料品店は棚が空に WFPが映像を公開

WFP=世界食糧計画は今月14日にガザ地区で撮影した映像を公開しました。

ガザ地区にあるWFPが契約している食料品店の映像には、食べ物を求めて客が訪れるものの、ほとんどの棚が空になっている様子が写っています。

店を訪れていた男性は「朝からほかのすべての店もくまなく回っているが、どこも空っぽだ。空腹で空腹でとにかく何かを食べたい」と訴えていました。

WFPによりますと、ガザ地区に供給されている食料は必要な量の1割にすぎず、ガザ地区のほぼすべての人に食料支援が必要な状況だということです。

WFPの担当者は「ガザの人々はよくても一日に1食でしのいでいる。燃料不足などがWFPの活動にも壊滅的な打撃を与えている」と話していました。

ガザ地区から帰国の看護師「傍観者であってはならない」

ガザ地区で医療支援活動に携わり、イスラエルとイスラム組織ハマスとの軍事衝突が始まったため帰国した日本赤十字社の看護師、川瀬佐知子さんが17日、都内で記者会見し「一人一人がこの歴史的な悲劇の傍観者であってはならない」と訴えました。

川瀬さんは、ガザ地区北部のガザ市にあるクッズ病院の医療支援に去年から携わり、ことし7月からは現地で活動を行ってきました。

17日、都内の日本記者クラブで会見した川瀬さんは、衝突が始まった先月7日の状況について「負傷者がどんどん増え、看護師としてはいちばん現場に行かなければならない中、それが許されず、ひとりの看護師としていろいろな葛藤を感じました」と話していました。

その後、川瀬さんは、イスラエル軍が退避を呼びかける中、南部ラファに移動しましたが、今月1日にエジプトに越境するまで、できる範囲で避難民のケアなどを行ったということです。

川瀬さんは、越境した当時の心境について「日本に帰国したいという思いもありましたが、現地のスタッフを残してガザを出ていいのかと、半々の気持ちでした」と振り返っていました。

そして、クッズ病院で一緒に活動してきた現地のスタッフに、自分がエジプトへ退避する日が決まったことを伝えたところ「安全な場所に行けるのならとてもうれしい」と喜んでくれたうえで「命の重さはみんな同じはずなのに、この世界はフェアにはできていない。自分たちに人権なんてない。私たちは本当にみじめだ。きっとこのことばさえも世の中には伝わらない」と、涙ながらに訴えていたことが心に突き刺さっていると話していました。

そして、川瀬さんは「この記者会見の間にも負傷者や死者の数は増え続けています。一人一人がこの歴史的な悲劇の傍観者であってはならないと思います。一人一人の声が集まれば国際社会を動かすことにつながると信じています」と訴えました。

ガザ市北部のクッズ病院から退避 救急救命士が様子語る

パレスチナ赤新月社は今月12日に稼働を停止したガザ市北部のクッズ病院から、イスラエル軍が退避先としている南部へ退避した救急救命士のインタビュー動画を15日に公開しました。

この動画では、救急救命士のシャダイ・アルタイフさんが久しぶりに再会した娘を腕に抱きながら、患者やほかの医療従事者などと病院から退避した様子を手ぶりを交えて説明しています。

現地のジャーナリストが退避した時の様子について尋ねると、アルタイフさんは「避難の道のりはこれまでにないほど厳しかった。避難するために与えられた時間が30分しかない中、患者やけが人、医療従事者など子どもから高齢者まで全員を避難させた。使うことが許された救急車は2台だけだったが、病院からは全員を避難させることができた」と切迫した状況について話していました。

国連人権高等弁務官 人道状況に強い危機感示す

国連人権高等弁務官事務所のトップ、ターク人権高等弁務官は16日、スイスのジュネーブで会見を開き、ガザ地区などの人道状況に強い危機感を示しました。

この中で、ターク人権高等弁務官は、「これまで、世界中で多くの危機的状況に携わってきたが、これほど恐怖や怒り、そして絶望に満ちている現場はない」とした上で、ガザ地区の状況について「燃料が完全に枯渇する日が間近に迫っていて、ガザ地区全域が壊滅的な状況になるだろう。上下水道や重要な医療サービスは完全に崩壊し、これまでのわずかな人道支援すら途絶えることになる。感染症や飢餓が急速に広がるのは避けられないだろう」と強い危機感を示しました。

さらに、「パレスチナの人たちへの暴力や深刻な差別がヨルダン川西岸などでも激化している。これまでに少なくとも190人のパレスチナ人が、イスラエルの治安部隊やユダヤ人入植者に殺されており、一触即発の事態だ」として、危機がパレスチナ人が多く住む東エルサレムやパレスチナ暫定自治区のヨルダン川西岸にも広がっていることに警鐘を鳴らしました。

イスラエル女性平和活動家の追悼式

イスラエルとパレスチナの和平を訴える市民団体を9年前に設立したビビアン・シルバーさんは、先月7日のハマスの奇襲攻撃でガザ地区にほど近い自宅が襲撃されて行方不明となり、今月、死亡が確認されました。

テルアビブ近郊では16日、追悼式が開かれ、会場には、市民団体のメンバーなど数百人が集まり、シルバーさんの死を悼んで涙を流して抱き合う姿が見られました。

追悼式では、家族などが別れの言葉を述べ、このうち息子のヨナタンさんは「あなたを亡くして家族だけでなく平和活動も孤独になりました。しかし私たちは立ち上がらなくてはなりません」と述べ、母親の遺志を継いでいく思いを語りました。

団体の設立当初から活動に参加しているというアラブ系の女性は「ハマスがやったことは恐ろしいことであり、アラブ系の私が現場にいても殺されたでしょう。彼女から学んだのは平和の道で、これからも活動を続けたい」と話していました。

また、ユダヤ系の女性は「いまのイスラエルで私たちのような平和活動は残念ながらマジョリティーではありませんが、いつの日か和平を達成しなければなりません。パレスチナとは対話が必要なのです」と述べ、ガザ地区での戦闘の停止と将来的なパレスチナとの和平を訴えていました。

APEC開催のアメリカで停戦求めるデモ隊が橋を占拠

APEC=アジア太平洋経済協力会議が開かれているアメリカのサンフランシスコでパレスチナ・ガザ地区での停戦を求めるデモ隊が主要な橋を占拠して封鎖し、大勢の警察官が出動して混乱しました。


デモを行ったのはパレスチナのガザ地区で続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の停戦を求める団体で、5つある車線にそれぞれ車を停車させ、路面に英語で「停戦」と書かれた幕を広げました。

そして「集団虐殺を止めろ」、「イスラエルへの軍事支援を停止せよ」と書かれた横断幕を掲げ、ガザ地区での停戦を訴えました。

これによりオークランドからサンフランシスコに向かう車線は一時、完全に通行できなくなって橋の上には立ち往生した車の長い列ができ、車の上に上って様子を見ようとする人やUターンして路肩から引き返す車もみられました。

現場には200人を超える警察官が駆けつけ混乱し、デモの参加者は拘束され、数時間にわたって通行に影響が出ました。

サンフランシスコではAPEC=アジア太平洋経済協力会議が開かれていて、16日からは首脳会議が行われています。

米ニュースサイト“中央軍司令官がイスラエル訪問の見込み”

アメリカのニュースサイト、アクシオスは16日、イスラエルを含む中東地域を担当するアメリカ中央軍のクリラ司令官が17日にイスラエルを訪問する見込みだと伝えました。

クリラ司令官のイスラエル訪問は、イスラエル軍とイスラム組織ハマスとの軍事衝突が始まって以降、2回目になります。

訪問中には、イスラエルのガラント国防相やハレビ参謀総長などが、パレスチナのガザ地区への地上侵攻や今後の軍事作戦についてクリラ司令官に説明する見込みだということです。

また、紛争が地域に拡大するのを懸念するアメリカは、レバノンのイスラム教シーア派組織でイランの支援を受けるヒズボラとイスラエル軍との間で、国境をはさんで攻撃の応酬が起きていることについてもイスラエル側と意見を交わすとみられるとアクシオスは伝えています。

イラン ハマスに軍事介入の意思ないこと伝えたか

ロイター通信は15日、ハマスやイランの関係者の話として、ハマスの最高幹部ハニーヤ氏が今月上旬、イランを訪れて、最高指導者のハメネイ師と会談した際の会話だとするやりとりを伝えました。

それによりますと、一連の衝突の発端となったハマスによる大規模な奇襲攻撃について、ハメネイ師は「あなたたちは10月7日のイスラエルへの攻撃についてわれわれに知らせなかった。あなたたちのためにこの戦争に加わるつもりはない」と述べ、イランはハマスに対し政治的、精神的な支援は続けるものの、直接的に軍事介入する意思はないことを伝えたとしています。

そのうえで、イランやイスラエル北部への攻撃を繰り返しているレバノンのシーア派組織ヒズボラに対して、イスラエルとの全面戦争に加わることを求めないようハマス側にくぎを刺したということです。

また、ヒズボラの関係者の話として、ヒズボラもハマスから攻撃を事前に知らされていなかったため、国境地帯で警戒することができず急な対応を迫られたと伝えています。

この報道についてハマスは声明を出し「根拠のない記事が出されたことを遺憾に思う」と否定しました。

この会談が行われたことは当初、公表されず、外国メディアなどが報じた翌日の5日になってハメネイ師の事務所が声明を出して認めましたが、ハメネイ師がイスラエルやアメリカを非難したこと以外、詳細は明らかにされていませんでした。