テレビ山口労組が31年ぶりのストライキ 放送を一部休止 山口

山口市に本社があるtys=テレビ山口の労働組合は、冬のボーナスなどをめぐって経営側との交渉が決裂したとして15日から31年ぶりとなるストライキに入りました。この影響でテレビ山口は15日と16日の夕方のニュース番組の放送を一部休止していて、取材などの業務も管理職や外部のスタッフが行っています。

tys=テレビ山口の労働組合では、全社員の半数に当たるおよそ40人の組合員が17日の午前0時まで48時間にわたるストライキを行っています。

会社や関係者によりますと、団体交渉で、組合側が物価高などを背景に冬のボーナスで処遇の改善を要求したのに対し、経営側は業績の悪化を理由に去年よりも減額すると回答し、交渉が決裂したということです。

また組合側は、退職者数と採用数が釣り合わず若手を中心に業務の負担が増えていることなどを挙げて労働環境の改善を訴えましたが、経営側から納得のいく回答が得られずストライキの実施を決めました。

テレビ山口の労働組合がストライキを行うのは31年ぶりだということです。

この影響でテレビ山口は15日と16日の夕方のニュース番組の放送を一部休止し、代わりに全国ネットの放送を受けていて、取材などの業務も管理職や外部のスタッフが行っています。

組合側は17日の午前0時でストライキを終え、改めて経営側からの回答を確認したうえで、今後の対応を検討することにしています。

テレビ山口「収束へ向け取り組む」

労働組合のストライキで放送の一部に影響が出ていることについてテレビ山口は「視聴者のみなさまにご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。組合側としっかり話し合いをし、収束に向けて取り組んでいきます」とコメントしています。