ガザ地区に初の燃料搬入へ イスラエルが承認 複数メディア

イスラエルが、軍事衝突が始まって以降、初めてパレスチナのガザ地区への燃料の搬入を認める見通しだと複数のメディアが伝え、燃料不足による人道危機が少しでも改善するか注目されます。

ガザ地区では軍事衝突が始まって以降、イスラム組織ハマスに燃料が渡ると軍事目的で利用されるおそれがあるとしてイスラエルが搬入に反対し、燃料が不足して深刻な人道危機に陥っています。

国際社会からの批判が高まる中、アメリカなどの複数のメディアは14日、イスラエルがガザ地区への燃料の搬入を初めて認める見通しだと報じました。

このうちアメリカの有力紙「ワシントン・ポスト」はイスラエル国防省関係者の話として、燃料は人道支援活動に使われると伝えています。

一方でロイター通信は、関係者の話として、運び込まれる燃料はガザ地区内の病院には使用されない見通しだと伝えていて、燃料の搬入が認められることで人道危機が少しでも改善するか注目されます。