「長岡京ガラシャ祭」 細川ガラシャのこし入れ行列を再現

戦国時代の武将、明智光秀の娘、細川ガラシャのこし入れ行列を再現した「長岡京ガラシャ祭」が12日に行われました。

「長岡京ガラシャ祭」は、440年余り前に、今の京都府長岡京市一帯を治めていた戦国武将、細川忠興のもとに、明智光秀の娘の玉、のちにキリスト教を信仰して改名するガラシャが嫁いだことにちなんで毎年行われています。

祭りでは、こし入れを再現した行列を中心に、清少納言や菅原道真といった地元ゆかりの人物に扮した人たちなどおよそ1000人が市内を練り歩きました。

ガラシャと忠興は、一般公募で選ばれた市内の新婚の夫婦が務め、ガラシャ役の女性は色鮮やかな着物を身にまとい、沿道に手を振りながらこしに揺られていました。

12日の長岡京市内はあいにくの雨もようでしたが、沿道には家族連れなど大勢の見物客が集まり、行列を写真におさめるなどして楽しんでいました。

5歳と3歳の子どもと訪れた、市内に住む30代の女性は「お玉さん役の方がとてもきれいでした。子どもたちもきれいな着物を着た人たちが歩く様子をみて楽しそうにしていました」と話していました。