宝塚歌劇団 劇団員死亡 “調査結果 近日中に公表へ”

ことし9月、宝塚歌劇団に所属する25歳の劇団員が死亡したことについて、歌劇団は外部の弁護士からなる調査チームの報告書を10日夜受け取ったことをホームページ上で明らかにしました。調査結果については近日中に公表するとしています。

宝塚歌劇団の宙組に所属していた25歳の劇団員は入団7年目のことし9月、兵庫県宝塚市で死亡しているのが見つかりました。

警察によりますと、現場の状況などから自殺とみられるということです。

これを受けて、宝塚歌劇団は先月、外部の弁護士からなる調査チームを設置し、宙組に所属する劇団員ら60人以上から聞き取りを行うなどして調査を進めていましたが、歌劇団は11日、ホームページ上で調査チームから10日夜、報告書を受け取ったことを明らかにしました。

調査結果については、今後の改革の方針とあわせて近日中に公表するとしています。

宝塚歌劇団は「このたびの調査結果ならびに各組・スタッフなどとの話し合いを通じて出てきた課題に対して真摯に向き合い、変えていくべきものについては全力で改革に取り組んでまいります」とコメントしています。

この問題をめぐっては、遺族の代理人の弁護士が10日、記者会見を開き、劇団員が死亡したのは長時間の業務と上級生からのハラスメントが原因だったとして歌劇団に対して謝罪と賠償を求めています。

不安や悩みを抱える人の相談窓口

SNSなどでの相談窓口は、厚生労働省のホームページで紹介していて、インターネットで、「まもろうよこころ」で検索することもできます。

電話での主な相談窓口

▽「よりそいホットライン」 0120-279-338
▽「こころの健康相談統一ダイヤル」 0570-064-556