大リーグGMミーティング 急きょ中止に 参加者に体調不良相次ぐ

大リーグの各球団のゼネラルマネージャーが集まり開かれていたGMミーティングは9日、参加者に体調不良を訴える人が相次いだことを受けて急きょ、予定されていた会議などが中止されました。

アリゾナ州スコッツデールで11月7日から開かれていたGMミーティングは、9日の最終日に会議などが予定されていましたが、急きょ、中止が発表され、会場のホテルでは午前中からスーツケースを押して帰路につくゼネラルマネージャーの姿が見られました。

アメリカのメディアは、30人ほどがウイルス性胃腸炎でおう吐や下痢の症状を訴えていたと伝えています。

ことしのGMミーティングは大谷翔平選手や、山本由伸投手といった日本選手が話題の中心となり、各球団から2人を高く評価する声は多く聞かれたものの、獲得希望を明言する幹部はいませんでした。

また、大谷選手の代理人を務めるネズ・バレロ氏はGMミーティングの期間中、会場に一切姿を見せず、山本投手の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏も「山本以外の選手については話すが、彼についてはノーコメント」と話すにとどめました。

今後は例年多くのFA=フリーエージェントの選手たちの移籍や契約がまとまるウインターミーティングと呼ばれる会合に向けて動きが加速するとみられます。

ことしのウインターミーティングは12月4日から7日にかけてテネシー州ナッシュビルで開かれる予定で、大谷選手や山本投手の去就が引き続き、大きな関心を集めることになりそうです。