愛知 常滑 住宅で男女3人の遺体 いずれも死後1~3か月ほどか

9日、愛知県常滑市の住宅で男女3人の遺体が見つかり、警察が詳しく調べたところ、3人はいずれも死後1か月から3か月ほどたっているとみられることが分かりました。警察は身元の確認や死因の特定を進めるとともに詳しい状況を調べています。

9日午後5時半ごろ、愛知県常滑市北汐見坂の住宅で「異臭がする」と警察に通報があり、警察が現場に駆けつけたところ、室内であおむけに倒れている男女3人の遺体を見つけました。

警察が詳しく調べたところ、3人はいずれも目立った外傷はなく死後1か月から3か月ほどたっているとみられるということです。

3人のうち、
▽男性は60代から80代、
▽女性は1人が30代から50代、
▽もう1人が40代から60代とみられますが、身元は分かっていないということです。

住宅は2階建ての一軒家で、近所の人によりますと住人は周囲との交流はあまりありませんでしたが、父親とみられる男性が車いすに乗っている姿や娘とみられる女性が車いすを押している姿を見たことがあるということです。

警察は身元の確認や死因の特定を進めるとともに詳しい状況を調べています。

現場は、名古屋鉄道常滑線の西ノ口駅からおよそ500メートル離れた住宅地です。

近くの住民「イルミネーション 2か月ほど前から光つかず」

3人の遺体が見つかった住宅の近くに住む50代の男性は「タイヤがパンクした車がしばらく置かれていたのを覚えています。数年前には外装の木がすべて抜かれ、草が茂るようになりました。イルミネーションも家の周りに飾ってありますが、2か月ほど前から光がついているところは見ていません」と話していました。