日大アメフト部 今季の出場資格停止 来季は降格 関東学連

日本大学アメリカンフットボール部の部員2人が逮捕された薬物事件を受けて、関東学生アメリカンフットボール連盟は、今シーズンの試合への出場資格を停止することなどを決めました。

日本大学アメリカンフットボール部をめぐっては、3年生の部員が学生寮で乾燥大麻などを隠し持っていたとして逮捕されたほか、先月には、4年生の部員が大麻とみられる違法薬物を購入したとして逮捕されました。

これを受けて関東学生アメリカンフットボール連盟は8日夜、臨時の理事会を開いて今シーズンの出場資格の停止と、来シーズン、関東学生リーグ1部の上位チームで戦う「TOP8」から、下位チームで戦う「BIG8」に降格させることを決めました。

連盟は、春のオープン戦が始まる来年4月ごろまでに、日本大学アメリカンフットボール部に全容の解明や再発防止策などについて、報告を求めることにしています。

関東学生アメリカンフットボール連盟の※ヒロ田慶 理事長は、「今回の薬物事件と一連の対応を誠に残念に感じています。日本大学アメフト部が属する競技スポーツ部や、日本大学本部の組織運営そのものにも多くの問題があったと感じています。日本大学には全容解明と原因の徹底的な追及、再発防止策の策定と実施に全力を尽くして頂きたいと考えます」とコメントしています。

日本大学は事件を受け、ことし8月末に学生寮を閉鎖し、9月1日から部を無期限の活動停止処分にしています。

※ヒロは「廣」の中が「黄」