陸自射撃場訓練再開 “隊員が侮辱的行為 大変遺憾”木原防衛相

木原防衛大臣は、3人が死傷した銃撃事件があった岐阜市の陸上自衛隊の射撃場で6日、訓練が再開された際、隊員が報道陣に対し中指を立てる侮辱的な行為を行っていたことを明らかにしました。木原大臣は「大変遺憾だ」として、厳正に対処していく考えを示しました。

岐阜市にある陸上自衛隊の「日野基本射撃場」では、ことし6月、実弾射撃の訓練中に当時の自衛官候補生が小銃を発砲して隊員3人が死傷し、それ以降訓練を中止していましたが、6日再開しました。

これについて木原防衛大臣は閣議の後、記者団に対し6日、射撃場に向かう車両の中から隊員が報道陣に対し、中指を立てる侮辱的な行為を行っていたことを明らかにしました。

木原大臣は「大切な仲間を失った発砲事件があり、ようやく再開に至った日に不適切な行為を行った隊員がいたことは大変遺憾に感じている」と述べ、今後判明した事実に基づき厳正に対処していく考えを示しました。