埼玉 蕨 立てこもり事件現場の郵便局 6日ぶりすべての業務再開

先月31日、埼玉県蕨市の郵便局に86歳の容疑者が人質を取って立てこもった事件で現場となった郵便局が6日、6日ぶりにすべての業務を再開しました。

埼玉県戸田市に住む鈴木常雄容疑者(86)は先月31日、埼玉県蕨市の郵便局におよそ8時間にわたって拳銃を持って立てこもり、郵便局の女性職員2人を人質に取ったとして逮捕されました。

容疑者は郵便局や、直前に発砲事件が起きた埼玉県戸田市の病院に不満があったという趣旨の供述をしているということで、警察は動機の解明を進めています。

容疑者が立てこもった蕨郵便局は、事件後、営業を休止していましたが、6日午後1時から6日ぶりにすべての業務を再開しました。

再開後には早速郵便局を訪れる利用客の姿がみられ、戸田市の70代の女性は「事件当時は職場にいましたが、自宅が近くなので怖かったです。きょうは急ぎの用があって再開して本当にほっとしています」と話していました。

また、近くの会社で働く60代の男性は「預けた金の出し入れの手続きに来ました。この郵便局は会社のスタッフもよく使っているので再開してよかったです」と話していました。