住宅と物置から男女2人の遺体 夫婦が心中図ったか 千葉 佐倉

5日夜、千葉県佐倉市の住宅で女性が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されたほか、敷地内の物置から男性が遺体で見つかりました。警察は2人はこの家に住む夫婦とみて身元の確認を進めるとともに、心中の可能性もあるとみて詳しいいきさつを調べています。

5日午後6時すぎ佐倉市高岡の住宅で70代くらいの女性が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。

警察によりますと訪ねてきた親族が消防に通報したということで、警察官が現場を調べたところ敷地内にある物置から70代くらいの男性が遺体で見つかりました。

捜査関係者によりますと、この家には70代の夫婦が暮らしていて、体が不自由な妻を夫が介護していたとみられるということです。

女性の首に絞められたようなあとがあったほか、外部から侵入されるなどの形跡はなかったということです。

警察は亡くなったのは夫婦とみて身元の確認を進めるとともに、心中の可能性があるとみて詳しいいきさつを調べることにしています。

現場はJR佐倉駅から東に2キロほどの、田畑が広がる、住宅が点在する地域です。

近くに住む80代女性「ショックを受けています」

近くに住む80代の女性は「住宅に住む2人は働き者のよい夫婦でした。女性は半年ほど前に倒れたと聞いています。入院したあと自宅に戻ったが体が不自由で男性が介護にあたっていたということです。最近は話をしても元気がなくなっていたので心配していました。どうしてこうなってしまったのかという気持ちでショックを受けています」と話していました。