カーリング女子 日本がアメリカに勝利 大会連覇かけて決勝へ

カーリングの国際大会、パンコンチネンタル選手権の女子準決勝で、日本は延長戦の末、アメリカに10対8で勝ち、大会連覇に向けて決勝に進みました。

カナダのケローナで行われているカーリングのパンコンチネンタル選手権の上位部門には、アジアとオセアニア、それにアメリカ大陸の国と地域から男女ともに8チームが出場しています。

総当たりでのリーグ戦を6勝1敗の2位で勝ち上がり、来年の世界選手権の出場権を得た女子の日本代表のロコ・ソラーレは、準決勝でアメリカと対戦しました。

試合は3対3で迎えた第5エンド、有利な後攻の日本は、スキップの藤澤五月選手が相手のナンバーワンストーンをハウスの中心から押し出す正確なラストショットを決めて2点を取り、5対3とリードして前半を終えました。

しかし、続く第6エンド、相手に一挙3点を奪われると、第9エンドにも2点を取られ、日本は6対8とリードされて最終第10エンドに入りました。

追い込まれたなか、藤澤選手の正確なショットを力強いスイープで運んで有利な形をつくり、2点を奪って同点として延長に持ち込みました。

エキストラエンドは不利な先攻でしたが、藤澤選手がハウスの中心をねらった絶妙なドローショットを決めると相手がラストショットをミスし、日本が2点を取って10対8で競り勝ち、決勝に進みました。

決勝は4日に行われ、日本は連覇をかけて韓国と対戦します。