東ソー 関連会社の工場で爆発 47歳の作業員が死亡 山口 周南

2日午後、山口県周南市にある総合化学メーカー、東ソーの関連会社の工場で起きた爆発事故で、心肺停止の状態になっていた47歳の男性作業員の死亡が確認されました。

2日午後2時ごろ、周南市にある東ソーの関連会社の工場で、「爆発事故があった」と消防に通報がありました。

この事故で2人の男性作業員が病院に搬送され、このうち山田剛司さん(47)が心肺停止の状態になっていましたが、その後、死亡が確認されました。

また、もう1人の50代の男性も切り傷などを負ったということです。

爆発が起きたのは東ソーの関連会社「東ソー・エスジーエム」の新南陽工場で、会社によりますと、爆発したのは可燃性のメタンか水素とみられ、周辺の建物などへの被害はありませんでした。

現場では当時、石英ガラスを製造するために試作した装置を動かそうと、可燃性ガスを外に出す作業をしていたということで、警察によりますと、火災やガス漏れはなく、今後、被害が拡大するおそれはないということです。

周南市の東ソーの敷地内では2011年11月、東ソー南陽事業所で爆発を伴った火災が起き社員1人が死亡しています。