上川外相 イスラエル軍拡大 “一時的な戦闘休止 働きかける”

イスラエル軍がパレスチナのガザ地区での軍事行動を拡大していることについて、上川外務大臣は、人道目的の一時的な戦闘の休止を関係国に働きかけていく考えを示しました。

イスラエル軍がパレスチナのガザ地区で戦車などによる地上での軍事行動を拡大する中、イスラエルのネタニヤフ首相は「これは戦争の第2段階だ」と述べ、攻撃をさらに強化していく考えを示しました。

上川外務大臣は、大阪市で行った記者会見で「現地の緊張度は刻一刻と増していて、深刻な懸念を持って情勢を注視している。わが国としては人道的休止や人道支援活動が可能な環境の確保が重要だという立場で、各国と連携しつつ関係者に働きかけるなど積極的に取り組む」と述べ、人道目的の一時的な戦闘の休止を関係国に働きかけていく考えを示しました。

また来月上旬、東京で開催するG7=主要7か国の外相会合について、「刻一刻と変化するイスラエル・パレスチナ情勢を踏まえ、外相間で突っ込んだ議論を行いたい」と述べました。