カザフスタンの炭鉱で爆発事故 32人死亡14人不明 捜索続く

中央アジアのカザフスタンにある炭鉱で28日、爆発事故があり、これまでに32人が死亡し、当局は、行方が分からなくなっている14人の捜索を続けています。

カザフスタンの非常事態省によりますと、28日、中部のカラガンダ州にある炭鉱で爆発事故があり、これまでに32人が死亡しました。

当局は、行方が分からなくなっている14人の捜索を続けるとともに事故の原因や会社側の安全管理に問題がなかったか捜査を進めています。

会社によりますと当時、坑内にはおよそ250人の労働者がいましたが多くの人はすでに救出されたということです。

カザフスタンのトカエフ大統領は現地入りし、労働者の家族などを前に哀悼の意を表したうえで家族への支援を含む対策を講じると強調しました。

地元メディアによりますと、この会社は、カザフスタン国内に複数の鉱山を所有していますが、過去に繰り返し事故が起きていてこのうちことし8月に発生した事故では5人が死亡したということです。