上川外相 イスラエル駐日大使と会談 一時的な戦闘休止など要請

イスラエル・パレスチナ情勢をめぐり、上川外務大臣はイスラエルの駐日大使と会談し、人道目的の一時的な戦闘の休止などを要請しました。

上川外務大臣は来月11月上旬、イスラエルと隣国ヨルダンを訪問することを検討していて、現地の情勢を見極めた上で判断することにしています。

上川大臣は27日夕方、イスラエルのコーヘン駐日大使と外務省で会談し、イスラエル国民に連帯の意を示すとともに、イスラエルが国際法に従って自国民を守る権利があるとの認識を改めて伝えました。

また、ガザ地区が深刻な人道危機に陥っていることを踏まえ、人道目的の一時的な戦闘の休止や人道支援活動ができる環境を確保するよう協力を要請しました。

これに対しコーヘン大使は日本の連帯の姿勢に謝意を表明した上で、「日本人の安全確保にしっかり協力していきたい」と述べました。

そして、両氏は地域の安定のために緊密に意思疎通を図っていくことで一致しました。