ハロウィーン前に28日も渋谷駅周辺の酒販売自粛求める 渋谷区

新型コロナの5類への移行後、初めてとなるハロウィーンを前に東京・渋谷区は、当日とならんで最も混雑が見込まれる週末の28日、渋谷駅周辺のコンビニエンスストアなどに酒の販売自粛を求めることにしています。

渋谷駅周辺では毎年、ハロウィーン前の週末から当日にかけて多くの若者や外国人が集まり、飲酒によるトラブルが相次いでいます。

特に、ことしは新型コロナの5類への移行後、若者や外国人による路上飲酒が横行している状態が続いていて、渋谷区はこれまでのハロウィーンより深刻なトラブルが起きるリスクが高まっているとして警戒を強めています。

区はハロウィーン当日とならんで、週末の28日が最も混雑が見込まれることから、渋谷駅周辺のコンビニなどに酒の販売自粛を求めることにしています。

また、27日からは条例に基づいて渋谷駅周辺の路上での飲酒の制限を行っています。

制限期間はハロウィーン当日の31日までで、いずれも午後6時から翌朝午前5時までの間です。

区は期間中、のべ450人の職員や警備員を動員して、路上飲酒をしないようパトロールを行うなど、これまでで最大規模の態勢でハロウィーン期間の警戒を行っています。

渋谷区土木部企画管理課の中村彰男課長は「渋谷はハロウィーン会場ではないので、家でハロウィーンを楽しんでもらいたいです」と話しています。