将棋「竜王戦」藤井聡太八冠 3連勝でタイトルの防衛に王手

北九州市で25日から行われていた将棋の八大タイトルの最高峰「竜王戦」七番勝負の第3局は、タイトルを持つ藤井聡太八冠(21)が挑戦者で同い年の伊藤匠七段(21)に勝ち、3連勝でタイトル防衛に王手をかけました。

「竜王戦」七番勝負の第3局は、25日から北九州市戸畑区の旧安川邸で行われていて、2日目の26日は、後手の藤井八冠が25日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」を、立会人が開封して対局が再開しました。

26日は、午前中に互いに大駒の「角」を交換する形となり、伊藤七段が1時間を超える長考に入る場面もありました。

午後になり、藤井八冠が飛車を使って相手の陣地に踏み込むと、伊藤七段の攻撃を慎重に受けながら、徐々に形勢を有利にし、午後6時20分すぎ、96手までで伊藤七段を投了に追い込みました。

藤井八冠はこれで3連勝となり、「竜王戦」のタイトル防衛に王手をかけました。

次の第4局は11月10日と11日に北海道小樽市で行われます。