9月のスーパー売り上げ 前年同月比で2.8%増 7か月連続の増加

全国の主なスーパーの9月の売り上げは1兆708億円で、商品の値上げの影響などから既存店どうしの比較で前の年の同じ月より2.8%増え、7か月連続の増加となりました。

商品別の販売額では、「食料品」が節約志向の高まりで買い控えの傾向が続いているものの、店頭価格が上昇したことで、前の年の同じ月より4.8%増えました。

一方、「衣料品」は、厳しい残暑の影響で秋物商品の販売が伸びず、3.5%減少しました。

また、「家電製品」は、冷蔵庫や洗濯機などの販売が振るわず、19%減少しました。

調査を行った日本チェーンストア協会は「買い上げ点数が伸びない中、物価の上昇を受けて総販売額は前年比プラスを維持している状況で、今後も引き続き消費への影響が懸念される」としたうえで、政府・与党が検討する所得税減税などの経済対策については、「可処分所得を増やす政策は歓迎したいが、スピード感をもってやっていただきたい」と話しています。