ドイツ 学校や放送局などに“爆発物をしかけた”メール相次ぐ

イスラエルとパレスチナ情勢を受けて、ヨーロッパでテロなどへの警戒が強まるなか、ドイツでは各地の学校や放送局などに爆発物をしかけたなどとするメールが相次いで届き、生徒などが避難する事態になりました。

現地の警察や報道などによりますと、ドイツでは23日から24日にかけて、各地の学校や放送局、首都ベルリンの鉄道の駅などに爆発物をしかけたなどとするメールが相次いで届いたということです。

これを受けて、学校など一部の施設で生徒などが避難する事態になりました。

このうち、中部ワイマールのラジオ局に送られたメールには英語やアラビア語で、「建物は爆発物で破壊される」などと書かれ、イスラム組織ハマスにも言及していたということです。

ドイツ内務省の報道官によりますと、各地に送られたメールの中には文言が似たものがあるということですが、いずれもハマスとの関係は確認されていないとしています。

また、実際に爆発物が見つかったなどという報道は現時点ではありません。

フランスでは今月13日、イスラエル・パレスチナ情勢を背景にしたテロとみられる事件が起きたほか、空港や観光名所のベルサイユ宮殿に爆破予告が相次ぐなど、ヨーロッパでテロなどへの警戒が強まっています。