新種の鉱物「北海道石」 発見された愛別町で初公開

新種の鉱物として、ことし1月に国際機関に登録された「北海道石」が22日に北海道愛別町の住民に公開されました。

「北海道石」は、紫外線を当てると鮮やかな黄色や黄緑色の蛍光を発するのが特徴で、新種の鉱物として、ことし1月に国際機関に登録されました。

22日は令和2年に「北海道石」が発見された北海道愛別町の町民に初めて公開され、多くの人たちが会場に足を運びました。

訪れた人たちは研究者から説明を受けながら、紫外線ライトを石に当て、黄緑色の鮮やかな蛍光を発している様子を楽しんでいました。

訪れた小学6年生は、「北海道石は愛別町の誇りです。今後さまざまなよいことに使われていってほしいです」と話していました。

北海道石を研究する相模中央化学研究所の田中陵二主任研究員は、「北海道石は大きく社会の役に立つ可能性があるもので、そのきっかけとして愛別町の名前が残ることは私自身もうれしいです」と話していました。愛別町は、その魅力や保全の重要性について知ってもらおうと、北海道石を役場で展示していくことにしています。