長期金利 一時0.815%まで上昇 約10年ぶりの水準に

18日の債券市場では日本国債を売る動きが一段と強まり、長期金利は一時、0.815%まで上昇し、2013年8月以来およそ10年ぶりの水準となりました。

国債は、売られると価格が下がって、金利が上昇するという関係にあります。

18日の債券市場では日本国債を売る動きが強まり、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが一時、0.815%まで上昇しました。

2013年8月以来、10年2か月ぶりの水準です。

17日にアメリカで発表された小売に関する統計の結果が市場予想を上回ったことなどから、金融引き締めが長期化するという見方が広がり、アメリカの長期金利が上昇したことを受けて、日本でも長期金利の上昇圧力が高まっています。

市場関係者は「日銀が今後、物価の見通しを引き上げるのではないかとの見方が出ていることも長期金利上昇の要因の一つだ」と話しています。