プロ野球 セ・パ きょうからCSファイナルステージ

プロ野球はクライマックスシリーズのファイナルステージが18日から始まり、セ・リーグは18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神と広島が、パ・リーグはリーグ3連覇のオリックスと劇的な形でファーストステージを勝ち上がったロッテが日本シリーズ進出をかけて対戦します。

セ・リーグ 阪神 対 広島

クライマックスシリーズのファイナルステージはセ・パともに18日から始まり、セ・リーグは18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神と、ファーストステージを2連勝で勝ち上がったレギュラーシーズン2位の広島が甲子園球場で対戦します。

予告先発は、
▽阪神が最優秀防御率のタイトルを獲得した3年目の村上頌樹投手、
▽広島がファーストステージでの中継ぎ登板から中3日での先発となる九里亜蓮投手と発表されました。

レギュラーシーズンの対戦成績は阪神が15勝9敗1引き分けとリードし、特に甲子園球場では9勝2敗1引き分けと大きく勝ち越していて、本拠地のファンの後押しを受ける中、どのような戦いを見せるのか注目されます。

パ・リーグ オリックス 対 ロッテ

一方、パ・リーグはリーグ3連覇のオリックスと、ファーストステージ第3戦で逆転サヨナラ勝ちしてファイナルステージに勝ち上がった、レギュラーシーズン2位のロッテが京セラドーム大阪で対戦します。

レギュラーシーズンの対戦成績はオリックスが15勝8敗2引き分けとリードしています。

予告先発は
▽オリックスが最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振の先発投手の4つの主要タイトルを3年連続で獲得したエースの山本由伸投手で、
▽ロッテがプロ13年目の37歳、美馬学投手と発表されました。

山本投手は今シーズン、ロッテ戦4試合に先発登板し3勝1敗の成績で、28イニングを投げて失点はわずかに2、防御率は0.64と抑え込んでいます。

絶対的なエースが、ファーストステージを劇的な形で制して勢いに乗るロッテ打線を相手にどのようなピッチングを見せるのか注目されます。

ファイナルステージはリーグ優勝のチームに1勝のアドバンテージが与えられ、先に4勝したほうが日本シリーズに進みます。

阪神 岡田監督「普通にやるよ」

阪神の岡田彰布監督は17日の練習後、報道陣の取材に応じ、「やれる準備はした。相手は勝ち抜いてくるので勢いがついているのは当たり前で、『受け身にならないように』とはできるわけがない。シーズン中の戦い方でいいと思うので普通にやるよ」と、レギュラーシーズンと同様に“普通”ということばを使って意気込みを述べました。

また、広島の新井貴浩監督が「高校球児のように戦っていく」と意気込んでいたのを受けて、「金属バットを持ってくるんちゃう?それはあかんで」と冗談を言って報道陣を笑わせていました。