日本政府手配のチャーター機 邦人8人乗せドバイに到着

情勢が緊迫する中、イスラエルからの出国を希望した日本人8人を乗せた政府のチャーター機が、日本時間の15日未明、UAEのドバイに到着しました。

外務省によりますと、イスラエルとパレスチナにいる日本人は今月9日の時点で、およそ1300人で、イスラエル軍が大規模な軍事作戦に向けた準備を進めているとみられる中、日本政府は日本人の出国を支援するため、チャーター機1機を手配しました。

チャーター機には出国を希望した日本人8人が乗り、日本時間の14日夜11時半すぎ、テルアビブの空港を出発しました。

そして、日本時間の15日午前2時40分ごろ、UAE=アラブ首長国連邦のドバイに到着しました。

ドバイから先の目的地には、各自で移動手段を確保してもらうということです。

これとは別に、韓国政府が派遣した軍の輸送機に日本人51人が同乗してイスラエルを出国し、14日夜、ソウル近郊の空港に到着しました。

情勢が緊迫する中、政府は、現地に残った日本人の安全確保に万全を期すことにしています。

ドバイの日本総領事館の職員ら出迎え

ロビーに到着した8人は、ドバイの日本総領事館の職員らに出迎えられるとそれぞれスーツケースなどを手に手配された車両に乗り込み、ホテルなどに向かっていきました。

総領事館によりますと体調を崩している人はいないということです。

現地に駐在する今西淳総領事は「皆さんに飛行機の中の様子も聞いたが問題なく、無事安心して到着されたということだった。万全を期すべく今後も何かあれば連絡をとって必要な対応をしていきたい」と話していました。