“イスラエル 邦人退避に万全期す” 自衛隊機の派遣検討 政府

緊迫の度合いを増すイスラエル・パレスチナ情勢をめぐり、政府はイスラエルにいる日本人の国外退避に万全を期すため、チャーター機の手配に加え、周辺国に自衛隊機を派遣することも検討しています。

イスラエル・パレスチナ情勢が緊迫の度合いを増していることを受け、日本政府はイスラエルにいる日本人の出国を支援するため、14日に現地のテルアビブを出発し、UAE=アラブ首長国連邦のドバイに向かうチャーター機1機を手配することにしています。

これに加え、政府はチャーター機の運航が滞るなどの不測の事態に備えて、対応に万全を期したいとして、周辺国で自衛隊の拠点があるジブチに自衛隊機を派遣することも検討しています。

調整がつけば外務省が防衛省に派遣を要請し、具体的な準備に入ることにしています。

政府によりますと、これまでにイスラエルにいる日本人の生命や身体に被害が及んでいるとの情報は入っていないということで、関係国や関係機関とも連携しながら、引き続き邦人の安全確保に全力を挙げる考えです。