米原子力空母 韓国 プサンに入港 北朝鮮への抑止力強化

アメリカの原子力空母「ロナルド・レーガン」が韓国南東部のプサン(釜山)に入港し、北朝鮮への抑止力強化を図る姿勢を示しています。

韓国に寄港しているのは、アメリカ海軍横須賀基地に拠点を置く原子力空母「ロナルド・レーガン」で、12日午前、プサンに入港しました。

韓国国防省によりますと今月16日まで停泊し、プサンでは、米韓両軍の交流行事や一般市民の空母の見学が行われるということです。

アメリカの空母が韓国に寄港するのはことし3月以来で、これに先だって「ロナルド・レーガン」は、10日まで2日間、東シナ海で日米韓3か国による共同訓練に参加していました。

韓国にはことし7月、核弾頭を積んだ弾道ミサイルを搭載できるアメリカの戦略原子力潜水艦も42年ぶりに寄港していて、米韓両軍は相次ぐ戦略兵器の展開で、北朝鮮への抑止力強化を図る姿勢を示しています。

一方で北朝鮮は、米韓・日米韓の抑止力強化に向けた動きに強く反発していて、空母の韓国寄港に対して弾道ミサイル発射などで対抗する可能性もあります。