ゆうちょ銀行 “一連のシステム障害 全面的に復旧”

ゆうちょ銀行は、10日から続いていたスマートフォンアプリの不具合が解消し、一連のシステム障害が全面的に復旧したことを明らかにしました。サーバーの不調が原因とみて調査を進めています。

ゆうちょ銀行は、10日朝、インターネットやスマートフォンのサービスでシステム障害が発生し、
▽インターネットバンキングの「ゆうちょダイレクト」と、
▽スマートフォン決済の「ゆうちょPay」は、その後、復旧したものの、
▽スマートフォン上で残高確認や送金を行う「ゆうちょ通帳アプリ」は、11日になっても利用できない状態が続いていました。

会社によりますと、復旧作業を進めた結果、11日午後6時ごろにはこのアプリのサービスの不具合も解消し、全面的に復旧したということです。

ゆうちょ銀行は、今回の障害は社内のシステムで発生したものであり、全銀ネット=全国銀行資金決済ネットワークが運営するシステムの不具合とは関連はないとしています。

そのうえで、このアプリのサービスの不具合は、サーバーの不調が原因とみて調査を進めているということです。

会社は、復旧するまでの間に窓口やATMを通じて送金した利用者については、申し出に応じて手数料にあたる料金の差額を返金する対応を行うことにしています。