中国「一帯一路」国際フォーラム 17日から開催 中ロ首脳会談も

中国外務省は、中国が主導する巨大経済圏構想「一帯一路」の国際フォーラムを首都・北京で今月17日から2日間の日程で開催すると発表しました。このフォーラムにあわせて、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ侵攻後初めて中国を訪問し、習主席との首脳会談が行われる見通しです。

中国外務省は習近平国家主席が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」の国際フォーラムを首都・北京で今月17日から2日間の日程で開催すると発表しました。

また、会議に出席する各国首脳との2国間の会談も行うとしていて、このうち、ロシアからはプーチン大統領が、ウクライナ侵攻後初めて中国を訪問し、習主席との首脳会談が行われる見通しです。

習主席としてはアメリカを念頭に中ロ両国の連携を深めたい考えで、プーチン大統領としても欧米との対立が深まる中、中国との関係を一層強化する姿勢を示すとみられます。

中国外務省は、今回のフォーラムについて、習主席が2013年に「一帯一路」の構想を提唱して10年になるのを記念するもので、これまでに130か国以上の代表が参加を決めているとしています。

「一帯一路」をめぐっては中国からの多額の債務を途上国が抱えているなどとして、警戒感が強まる一方、中国としてはグローバル・サウスと呼ばれる途上国や新興国と連携して欧米への対抗軸を打ち出したいねらいがあるとみられます。