「神の絨毯」 栗駒山で紅葉見ごろ

宮城・岩手・秋田の3県にまたがる栗駒山では紅葉が見頃を迎え、訪れた人たちを楽しませています。標高1626メートルの栗駒山は東北地方の紅葉の名所として知られ、全国から登山客が訪れます。

毎年秋になるとナナカマドやカエデなどが赤や黄色に色づき、その美しさから「神の絨毯」とも呼ばれています。

宮城県栗原市の観光物産協会によりますと、ことしは夏が暑かった影響で、例年よりも1週間から10日ほど遅い9月下旬ころから色づき始めたということで、今は標高1000メートルから山頂にかけて見頃を迎えています。

3連休の中日の8日は、山頂付近が雲に覆われることもありましたが、登山口のある「いわかがみ平」から山頂にかけて、多くの登山客でにぎわっていました。

訪れた人たちは鮮やかに色づいた紅葉を眺めながらゆっくりと山を登ったり、写真を撮ったりと思い思いに楽しんでいました。

山頂の展望台には多くの登山客が集まり、雲の切れ間から眼下の景色を眺める姿が見られました。

栗駒山の紅葉は
▽山頂付近では例年よりも1週間ほど遅い今月中旬まで
▽中腹からふもとにかけてのブナ林では今月いっぱい楽しめるということです。