マイナ保険証 “医療関係団体など 利用促進に協力を” 厚労相

マイナンバーカードと一体化した保険証=マイナ保険証の利用率が低迷していることを受けて武見厚生労働大臣は、医療関係団体などに利用促進に向けて協力するよう要請しました。

トラブルが相次いでいるマイナ保険証の利用率は4か月連続で下落していて、ことし8月時点では4.7%にとどまっています。

武見厚生労働大臣は5日、日本医師会などの医療関係団体や、健康保険を運営する保険者の代表らと厚生労働省で意見を交わしました。

この中で、武見大臣は「マイナ保険証は日本の医療DXを推進し医療の質を高めていく。一度でも使うとメリットがわかるようになる」と述べ、厚生労働省の利用促進キャンペーンに協力するよう要請しました。

団体側からは「窓口でもっと利用を呼びかけるべきだ」とか「利用が進んでいる医療機関などの事例を広く紹介すべきだ」といった意見が出され、協力して取り組んでいくことを確認しました。