大阪・関西万博の海外パビリオン 1か国が自前建設を断念

大阪・関西万博の海外パビリオンについて少なくとも1か国が自前でパビリオンを建設する方式を断念し、実施主体の博覧会協会が建設する建物に複数の国で入る方式に切り替える意向を示していることが関係者への取材で分かりました。

大阪・関西万博では、60か国が自前でバビリオンを建設する「タイプA」と呼ばれる方式で、パビリオンを建設する予定になっています。

関係者によりますと少なくともこのうち1か国が「タイプA」方式を断念し、実施主体の博覧会協会が建設する建物に複数の国で入って展示を行う「タイプC」と呼ばれる方式に切り替える意向を示していることがわかりました。

海外パビリオンをめぐっては建設準備が遅れている国もあり、博覧会協会が参加国の予算で箱形の建物を建て、内装や外装を参加国が行う「タイプX」をタイプAの枠組みの中で提示していますが、選択を明言したのは1か国にとどまっています。