岸田首相 デジタル行財政改革“利用者立場で大胆に変えたい”

デジタル化を通じた行財政改革をめぐり、岸田総理大臣は、利用者の立場から行財政の仕組みや公務員の働き方などを大胆に変えていきたいという考えを示しました。

デジタル化を通じた行財政改革をめぐり、政府は、現場の声を反映させるため、各分野の関係者と対話の機会を設けることになり、初回の3日は岸田総理大臣も出席し、教育分野の課題について教育委員会の代表者などから意見を聞きました。

この中で参加者からは、▼教育分野は自治体間でデジタル化の取り組みに格差があるといった課題の一方、▼デジタル化が進めば児童や生徒の習熟度に応じたよりきめ細かな学びが可能になるという指摘も出されました。

岸田総理大臣は「教育ならではの難しさや課題とともに可能性も感じた。足元で技術や社会に大きな変化が起きている。変化を力にし、あすはきょうよりよくなる日本を実現していく」と述べました。

その上で、デジタル技術をいかし、利用者の立場から行財政の仕組みや公務員の働き方などを大胆に変えていきたいという考えを示しました。

政府は今後も公共交通や介護・子育て支援を含めた行政サービス、それに防災など、分野ごとに関係者との対話を進めていく方針です。