天皇ご一家 関東大震災での日本赤十字社の活動の企画展 ご覧に

天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは、100年前の関東大震災で被災した人たちの救護にあたった日本赤十字社の活動を振り返る企画展をご覧になりました。

この企画展は、9月で発生から100年となった関東大震災の当時の救護活動を振り返り、今後起こる災害の防災や減災につなげようと、日本赤十字社が開いています。

天皇陛下と、日本赤十字社の名誉総裁を務める皇后さま、それに長女の愛子さまは、2日夕方、東京 港区の本社を訪れ、関東大震災の救護活動の中で殉職した看護師などの慰霊碑に花束を手向けられました。

そして、当時、東京や神奈川に開設された救護所の配置図のほか、アメリカから滋養強壮や調剤のために贈られた未開封のウイスキーなどの展示をご覧になりました。

案内した担当者によりますと、天皇陛下は「こんな資料があるんですね」と述べられたということです。

また、皇后さまと愛子さまは「救護所は何か所設けられたんですか」と尋ねられたということです。

この関東大震災100年の企画展「温故備震~故きを温ね明日に備える」は、来年3月28日まで開かれ、入館には事前の予約が必要です。