為替1ドル=149円台後半まで値下がり 去年10月以来の円安水準

2日の東京外国為替市場では、アメリカで政府機関の閉鎖が回避されたことを受けて円相場は、1ドル=149円台後半まで値下がりし、去年10月以来の円安水準をつけました。

2日の東京市場ではアメリカ議会で当面、予算執行を続けるための「つなぎ予算」が成立し懸念されていた政府機関の閉鎖がぎりぎりで回避されたことを受けて投資家の間に安心感が広がり、円を売ってドルを買う動きが強まりました。

午後5時時点の円相場は先週末と比べて、98銭円安ドル高の1ドル=149円74~76銭でした。

一方、ユーロに対しては先週末と比べて、53銭円安ユーロ高の1ユーロ=158円31~35銭でした。

ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0572~73ドルでした。

市場関係者は「アメリカの金融引き締めが長期化するとの見方から日米の金利差の拡大が意識され円が売られやすい状況が続いている。ただ、心理的な節目である1ドル=150円が目前に迫る中、政府・日銀による市場介入への警戒感も一段と強まっていて、神経質な取り引きが続いている」と話しています。