体操 世界選手権が開幕 男子予選 団体 日本が暫定トップに

体操の世界選手権がベルギーで開幕し、男子の予選は団体で8年ぶりの金メダルを目指す日本が、演技を終えた時点で暫定トップに立ちました。

体操の世界選手権は30日、ベルギーのアントワープで開幕し男子の予選が行われました。

予選は、団体と個人総合、種目別の予選を兼ねていて、団体は6つの種目で各チーム4人が演技して上位3人の得点の合計で争われます。

日本は、橋本大輝選手、萱和磨選手、南一輝選手、そして、ともに初出場の千葉健太選手と杉本海誉斗選手の5人で臨み、団体で8年ぶりの金メダルを目指しています。

このうち、東京オリンピックと去年の世界選手権の個人総合で金メダルを獲得した日本のエース、橋本選手は2種目目、得意の跳馬でミスが出て、14.366と得点を伸ばせませんでした。

しかし、世界選手権の直前、けがをした選手に代わって急きょ、補欠から代表入りした杉本選手が3種目目の得意の平行棒で、持ち味の手足の先まで伸びた美しい演技を見せ、この種目2位の15.166をマークするなど盛り返しました。

そして4種目目、エースの橋本選手が、得意の鉄棒で安定した演技を見せて15.000と得点を伸ばすなど日本は合計258.228をマークして演技を終えた時点で暫定トップに立ちました。

男子の団体決勝は3日、日本時間の4日に行われます。