27年前のラッパー「2PAC」銃撃 ギャング元リーダーを逮捕 起訴

アメリカのヒップホップ界の伝説的なラッパー「2PAC」が1996年、ラスベガスで何者かに銃撃され死亡した事件で、現地の警察はロサンゼルスのギャングの元リーダーの男を殺人の罪で逮捕・起訴したと発表しました。

2PAC、本名トゥパック・シャクールさんは1996年、アメリカのラスベガスの交差点で信号待ちをしていたところ、乗っていた車が何者かに銃撃され、25歳の若さで死亡しました。

この事件で地元の警察は29日、ロサンゼルスのギャングの元リーダー、ドゥエイン・デイビス被告(60)を殺人の罪で逮捕・起訴したと発表しました。

元リーダーは、2019年に出版した自伝でトゥパック・シャクールさんを襲撃した車両に乗っていたことを明らかにしていて、ことし7月には警察から家宅捜索を受けていました。

2PACは2017年にはソロのラッパーとしては初めて「ロックの殿堂」入りを果たすなど「ヒップホップの伝説」と呼ばれていて、長年にわたり未解決だった事件の進展をアメリカのメディアは大きく伝えています。