おいを名乗るうその電話 “だまされたふり”で容疑者を逮捕

28日、おいを名乗るうその電話で東京・北区に住む70代の男性から現金300万円をだましとろうとしたとして、20代の容疑者が逮捕されました。
電話を不審に思った家族から相談を受けた警察官が男性にだまされたふりをするよう指示して、金を受け取りに来た容疑者を逮捕したということです。
調べに対し、容疑を否認しているということです。

警視庁によりますと28日午前、東京・北区に住む70代の男性の自宅においを名乗る男から「会社の資金繰りに失敗した。会計監査があるから、300万円を用意してほしい」などと、電話がありました。

その前日にも不審な電話があったことや、会話の内容などから詐欺の電話の疑いがあるとして家族が警視庁に相談したということです。

その後、警察官の指示で、男性はそのままだまされたふりをして、金を受け取りに自宅を訪れた容疑者を詐欺未遂の疑いでその場で逮捕しました。

逮捕されたのは足立区の無職の島佑希容疑者(23)で、調べに対し「わかりません」などと容疑を否認しているということです。

警視庁が詳しいいきさつを調べています。