関西の3空港 管制システム障害で一時出発見合わせなど影響

29日昼前、埼玉県にある東京航空交通管制部で管制システムに障害が起き、大阪・関西・神戸の3つの空港でも東京など東に向かう便を中心に一時、出発を見合わせるなどの影響が出ました。

国土交通省によりますと、29日午前11時39分に埼玉県所沢市にある東京航空交通管制部で管制システムに障害が起き、一時、東日本の空域で飛行制限を行いました。

システム障害は午後0時22分に復旧しましたが、大阪・関西・神戸の3つの空港でも東京など東に向かう便を中心に一時、出発を見合わせるなどの影響が出ました。

関西エアポートによりますと、このうち大阪空港と関西空港では午後2時半現在でも、一部の便に遅れが出ているということです。

大阪空港の発着案内のモニターには午後の一部の便について一時、「搭乗手続きを中断しております」と表示され、航空会社の担当者が対応に追われていました。

国土交通省によりますと、航空機の位置情報や高度などを表示する管制のメインシステムが停止したとみられるということで、システムが停止した原因を調べています。